「パジャマに2万円…? さすがに高すぎないか?」
「着るだけで疲れが取れるなんて、そんな魔法みたいな話あるわけない」
SNSや広告でよく見るリカバリーウェア『BAKUNE(バクネ)』。
気になってはいるものの、値段が値段だけに「もし効果がなかったら…」と二の足を踏んでいませんか?
こんにちは、ともやです。私は普段フィジーク選手として活動しており、体のケアには人一倍お金をかけています。
そんな私も、最初は「いやいや、ただの布でしょ?(笑)」と完全に疑っていました。
しかし、結論から言います。
「プラシーボ(思い込み)かもしれない。でも、これを着て寝た翌朝の『体の軽さ』は本物だった」
現在、私は『TENTIAL BAKUNE』と『SIXPAD リカバリーウェア』の2つを愛用しています。
この記事では、メーカーの宣伝文句ではなく、現役アスリートが自腹で使い倒して分かった「リアルな効果」と「痛い出費に見合う価値があるか」を本音でレビューします。
「リカバリーウェアは意味ない」と言われる理由と真実

まず、ネット上で検索すると出てくる「意味ない」「効果なし」というネガティブな意見について、私の見解を述べます。
「着るだけで筋肉痛が治る」は嘘
勘違いしてはいけないのが、これは「治療器具」ではないということです。
「昨日のスクワットの激しい筋肉痛が、着た瞬間に消えた!」なんてことは絶対にありえません。
過度な期待をして「魔法のような効果」を求めてしまった人にとって、この商品は「何も変わらない=意味ない」と感じてしまうでしょう。
正体は「遠赤外線」による血行促進
では、何がどう作用しているのか?
BAKUNEなどのリカバリーウェアには、特殊な機能繊維(BAKUNEの場合は『SELFLAME®』)が練り込まれています。
これが自分の体温(遠赤外線)を輻射して、「じんわりと温かい状態」をキープしてくれます。要するに、「寝ている間ずっと、超微弱な岩盤浴に入っている状態」に近いのです。
アスリートなら分かると思いますが、回復の鍵は「血流」です。
体を冷やさず、血流が良い状態を朝まで維持することで、結果として疲労物質が流れやすくなる。このシンプルな理屈こそが効果の正体です。
フィジーク選手が実感した「3つのリアルな効果」と科学的視点

では、実際に毎日着て寝ている私が何を感じているのか。
アスリートとしての体感と、現時点での科学的なエビデンス(根拠)を交えてレビューします。
1. 朝起きた時の「背中のバキバキ感」が減った
ハードなトレーニングをした翌朝、背中や腰が固まって起き上がるのが辛いことがよくありました。
しかし、BAKUNEを着てからは、朝の体の可動域が明らかに違います。
【科学的エビデンス:遠赤外線の温熱効果】
BAKUNEなどのウェアは、自身の体温を輻射する「遠赤外線」を利用しています。
遠赤外線が微細な血管を拡張させ、血流を促進することは物理学的にも知られています。実際にTENTIALは「一般医療機器」としての届出(届出番号:13B1X10360000006など)が完了しており、「血行促進」「筋肉のハリ・コリの軽減」といった効果を謳うことが国から認められています。
つまり、「気がする」ではなく、物理的に「寝ている間に血流が回っている」からこそ、朝の不快な凝りが軽減されているのです。
2. 泥のように眠れる(深部体温のコントロール)
「着て寝ると、途中で目が覚める回数が減った」
これも私の実感ですが、実はこれも理にかなっています。
良質な睡眠には「深部体温(体の中心の温度)」のスムーズな低下が必要です。リカバリーウェアは吸湿速乾性が高く、また過度な保温もしないため、衣服内を「暑すぎず寒すぎない、睡眠に最適な温度」に保ってくれます。
まだリカバリーウェア特化の研究論文は少ない分野ですが、「寝床内気候(布団の中の温度や湿度)が睡眠の質を左右する」という研究は数多く存在します。
エアコンをつけっぱなしで寝る現代人にとって、この「温度調整機能」は最強の武器になります。
3. 「回復モード」への脳内スイッチが入る
最後はメンタル(脳科学)の話です。正直、これがアスリートには一番重要かもしれません。
高いお金を出して買ったウェアに袖を通す瞬間、脳が「よし、今から俺は回復するぞ。しっかり寝ないと損だ」と認識します。
この「プラシーボ(偽薬効果)」を馬鹿にしてはいけません。
「これは効く」と信じることで、副交感神経(リラックス神経)が優位になり、実際に身体の回復が早まることはスポーツ心理学でもよく言われることです。
「病は気から」ならぬ「回復も気から」。このスイッチを能動的に入れられることこそ、BAKUNEを着る最大のメリットだと私は感じています。
【徹底比較】BAKUNEとSIXPAD、どっちが良い?2着持ちの結論

私は現在、TENTIALの『BAKUNE(バクネ)』と、MTGの『SIXPAD リカバリーウェア』の両方を所有し、日によって使い分けています。
「どっちも同じでしょ?」と思われがちですが、実際に着比べると「目指している方向性」が全く違うことが分かります。
フィジーク選手の視点で、それぞれの特徴と「どんな人に向いているか」を比較しました。
TENTIAL『BAKUNE』の特徴
【感覚:極上のパジャマ】
- 肌触り:サラッとしていて、綿に近い優しい肌触り。摩擦が少なく、寝返りが打ちやすい。
- シルエット:ゆったりめ。体のラインを拾わないのでリラックスできる。
- おすすめのシーン:就寝時(パジャマとして)、お風呂上がり。
▼私の評価
「とにかく寝る時の快適さ」を求めるなら、間違いなくBAKUNEです。締め付けが一切ないので、完全にスイッチをOFFにしたい夜に選んでいます。
SIXPAD『リカバリーウェア』の特徴
【感覚:アスリートのための休息ギア】
- 肌触り:ツルッとしたスポーティーな素材感。少しひんやりする場合も。
- シルエット:少しフィット感がある(コンプレッションほどではないが、体に沿う感じ)。
- おすすめのシーン:トレーニング直後の移動中、部屋着として過ごす休日。
▼私の評価
こちらは「パジャマ」というより「機能性ウェア」という印象が強いです。トレーニングが終わった直後や、家でストレッチをする時など、少し活動的な休息時間に向いています。
結論:どっちを買うべき?
迷っている方へのアドバイスはシンプルです。
- 「睡眠の質」を最優先したい人
→ BAKUNE を選んでください。 - 「部屋着」として日中もカッコよく着たい人
→ SIXPAD がおすすめです。
個人的には、初めての1着なら「BAKUNE」をおすすめします。やはり「寝ている時間」が一番長いので、投資対効果(コスパ)を最も感じやすいからです。
結論:BAKUNEは「自己投資」としてアリかナシか

最後に、買うべき人とやめるべき人を整理します。
- 買うべきではない人:
「着るだけで痩せたい」「魔法のような治療効果を求めている」人。
今の睡眠環境や体調に満足している人。 - 買うべき人:
「最近、寝ても疲れが取れない」と感じている人。
「自分の体を大切に扱いたい」という意識を高めたい人。
たかがパジャマに2万円。でも「日割り」なら?
正直、パジャマに2万円は高いです。私も最初は勇気がいりました。
しかし、冷静に計算してみてください。
- マッサージ:1回 6,000円(その場限り)
- BAKUNE:1着 22,000円 ÷ 365日 = 1日あたり 約60円
1回飲み会を我慢する程度のお金で、今後1年間、毎晩8時間の「リカバリータイム」の質を上げられるとしたら?
フィジーク選手の私にとって、これほどコスパの良い自己投資はありませんでした。
「明日のパフォーマンス」をお金で買いたいなら、決して悪い投資ではありません。
まずは一番人気(そして私が愛用している)の「BAKUNE Dry(またはStandard)」から試してみてはいかがでしょうか?
その着心地の良さに包まれた瞬間、「あ、これなら休まるわ」と納得できるはずです。
▼私が愛用しているBAKUNEはこちら
▼普段着としても使っているSIXPADはこちら
【Q&A】購入前に知っておきたい!BAKUNEの疑問を解消

最後に、私が購入する前に気になって調べたことや、実際に使ってみて分かった点をQ&A形式でまとめました。
Q1. 洗濯機で普通に洗えますか?
A. はい、洗えます。ただし「洗濯ネット」は必須です。
私はネットに入れて普通に洗濯機で洗っていますが、今のところ縮みやヨレは気になりません。
ただし、機能性ウェアなので「乾燥機(タンブラー乾燥)」はNGです。生地が傷む原因になるので、必ず自然乾燥させましょう(速乾性が高いのですぐ乾きます)。
Q2. サイズ選びが難しそうです。男女兼用ですか?
A. 基本的にユニセックス(男女兼用)です。
私は身長178cmで「Lサイズ」を着用して、少しゆとりがあるリラックスサイズでした。
普段の服と同じサイズで大丈夫ですが、パジャマなので「迷ったらワンサイズ上」を選ぶのが失敗しないコツです。
Q3. 夏用や冬用など種類が多くて迷います…
A. 季節に合わせて以下のように選ぶのがおすすめです。
- 春・夏:BAKUNE Dry(薄手でサラサラ)
- 秋・冬:BAKUNEベロアまたは BAKUNE Pile
もし「最初の一枚」で迷っているなら、春〜秋まで長く着られる「BAKUNE Dry」か、通年使えるスタンダードな「BAKUNE」がおすすめです。
Q4. プレゼントにしても喜ばれますか?
A. めちゃくちゃ喜ばれます。
「自分では買いにくいけど、貰ったら嬉しいもの」の代表格です。パッケージも高級感があるので、筋トレ仲間の誕生日や、両親へのギフトとしても最適ですよ。

