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「食べない努力」の果てに、私は一度壊れた。

現役フィジーク選手が明かす、0カロリーゼリーと過食症に沈んだ暗黒時代からの生還記録

はじめまして、友哉(ともや)と申します。

今でこそ、私はフィジーク選手としてステージに立ち、「脂肪だけを削ぎ落とす科学的アプローチ」を発信していますが、かつての私はその真逆の場所にいました。

私の人生は、「間違った努力」によって心と体がボロボロに崩壊していく過程そのものでした。

第1章:0カロリーゼリーと引き換えに失ったもの

きっかけは、些細なことでした。大学4年生の時、少し痩せた私に、周囲が「イケメンになったね」と声をかけてくれたのです。

その言葉が、私の心に呪いをかけました。
「もっと痩せれば、もっと価値のある人間になれる」

そう信じ込んだ私は、過激な食事制限へと突き進みました。行き着いた先は、1日の大半を「0カロリーゼリー」だけで過ごすという、狂気じみた生活です。

⚠️ 飢餓状態がもたらした「生命の悲鳴」

  • 不眠の地獄:夜中に1〜2時間で目が覚め、そこから一睡もできない。
  • 異常な寝汗:目が覚めるとシーツがびっしょりと濡れているほどの不快感。
  • 末端の冷え:真夏でも手足が氷のように冷たく、顔色は常に土気色。

「素敵だ」と思われたくて始めたダイエットの果てに待っていたのは、誰からも心配されるほど衰弱し、鏡を見るのも恐ろしい自分の姿でした。

「材料がないのに、家は建たない」

当時の私は、そのあまりにも当たり前の事実に気づく余裕すらありませんでした。そしてこの「歪んだ食への執着」は、警察官という厳しい職業に就いた後、さらなる地獄へと姿を変えて私を襲います。

第2章:警察官という激務、そして「コンビニスイーツ」という麻薬

大学を卒業し、私は警察官としてのキャリアをスタートさせました。しかし、そこで待っていたのは、不規則な交代制勤務と、常に神経を研ぎ澄ませなければならない過酷なストレスでした。

疲弊しきった私の心が、無意識に求めたのは「手軽に得られる強烈な快楽」。それが、夜勤明けのコンビニスイーツでした。

🌀 抜け出せない「血糖値スパイク」の迷宮

コンビニの甘い菓子パンやスイーツを大量に流し込む。すると、血糖値が爆発的に上昇します。この時、脳は一時的な多幸感に包まれ、その反動で泥のような深い眠りに落ちることができるのです。

私にとってそれは、唯一の「入眠儀式」になっていました。

しかし、代償はあまりにも大きいものでした。
急上昇した血糖値がインスリンによって急降下すると、今度は激しい鬱状態に襲われます。イライラし、思考は停止し、その不快感を打ち消すためにまた甘いものを詰め込む。

「食べることでしか、自分を保てない」

気づけば私の歯は虫歯だらけになり、鏡に映る自分は、かつて憧れた「かっこいい自分」とは程遠い、生気のない顔をしていました。
メンタルは限界を迎え、私はついに1年間の休職を余儀なくされました。

真っ暗な部屋で一人、動けなくなった私に追い打ちをかけたのは、「自分は社会不適合者なのではないか」という自分自身への疑念でした。

第3章:たった一度の「親の命令」が、私の止まった時計を動かした

1年間の休職期間。暗い部屋に閉じこもり、引きこもり生活を続けていた私に、人生で最も大きな転換点が訪れました。

私の両親は、これまで一度も「ああしろ、こうしろ」と私を縛るようなことは言いませんでした。いつも私の自主性を尊重して見守ってくれていた両親が、ボロボロになった私を見て、人生で初めて「命令」に近い言葉を口にしたのです。

「もう、仕事辞めたら?」

その一言を聞いた瞬間、私は悟りました。自分以上に、私のことを想って苦しんでいた親の姿を。自分の殻に閉じこもって悩んでいる影で、どれほど親に心配をかけ、しんどい思いをさせてきたのかを。

「このままウダウダと引きこもっているわけにはいかない」

親が初めてくれたその助言は、私にとっての救いでした。誰かのために、そして自分自身の人生を取り戻すために。私は警察官を退職するという決断を下し、真っ暗な部屋のカーテンを開けたのです。

💡 気づいた「真実」

人は、自分一人のためだけでは限界まで頑張ることはできません。でも、「大切な誰かを安心させたい」「自分の元気な姿を見せてあげたい」という想いがあれば、地獄の底からでも這い上がることができる。私は身をもってそのことを学びました。

第4章:30歳、遅咲きの挑戦。「フィジーク」が教えてくれた本当の強さ

警察官を辞め、暗闇から抜け出した私を待っていたのは「筋トレ」との出会いでした。しかし、最初からフィジーク選手を目指していたわけではありません。正直に言えば、最初は周囲に誘われて「いやいや」出場を決めたのが本音でした。

しかし、大会に向けた過酷なプロセスの中で、私の価値観は180度変わりました。

🏆 競技を通じて得た「究極の感謝」

フィジークの舞台に立つには、日々の食事、質の高い睡眠、徹底したリカバリーが不可欠です。その生活を続けるうちに、私は「当たり前の日常」がいかに有り難いものかに気づきました。

  • 食事への感謝:「材料がなければ家は建たない」と同じで、食べ物が体を作る唯一の資源であるという実感。
  • 周囲への感謝:支えてくれる仲間、そして何より、私が元気で頑張る姿を誰よりも喜んでくれる両親の存在。

30歳というスタートは、スポーツの世界では決して早くはありません。しかし、だからこそ私は「背中で語る」ことにこだわりました。
かつて心配をかけ通しだった親が、ステージで堂々と輝く私の勇姿を見て、心の底から喜んでくれている。その姿を見たとき、「人は、自分一人のためだけでは頑張れない」という真実にたどり着いたのです。

「元気で頑張っている」という証拠を、結果で見せたい。

その純粋な動機が、私をフィジークという競技の深みへと引き込み、いつしか「脂肪を削ぎ落とすロジック」を極めるボディメイク研究家としての道を作り上げました。

第5章:過去の自分、そして今この画面の前にいるあなたへ

今の私が、0カロリーゼリーを握りしめて震えていた当時の自分に声をかけるとしたら、迷わずこう伝えます。

「食べないと、良い体にはなれないぞ」

どれだけ努力しても、方向が間違っていたら一生ゴールには着けません。材料がないのに無理やり家を建てようとして、土台から崩壊させていたのが、かつての私でした。
そのことに早く気づいてほしい。そして、自分を痛めつけるだけの「錆びたノコギリ」を、今すぐ置いてほしいのです。

もし今、あなたが「頑張っているのに痩せない」「食べることが怖くて仕方ない」と悩んでいるなら、どうか知ってください。正しいロジック(研がれたノコギリ)さえあれば、体は必ず、そして苦しまずに変えることができます。

このブログは、あなたの「道標」です

私は、自分が地獄を見たからこそ、あなたには同じ遠回りをさせたくありません。このブログに記したノウハウは、すべて私が自らの肉体で証明してきた「真実」です。

  • 4毒抜き:脳と腸を正常化し、食欲を支配する
  • お米生活:エネルギーを満たし、代謝の炎を燃やす
  • NEATの活用:根性に頼らず、日常の動きを脂肪燃焼に変える

これらは単なるテクニックではありません。あなたが本来持っている、健康で美しい体を「取り戻す」ための科学です。

30歳からでも、どん底からでも、人生は変えられます。私と一緒に、新しい自分への第一歩を踏み出しましょう。あなたの挑戦を、私は全力で応援しています。