看護師を転職して半年、今の職場のリアルな感想
りな転職を考えている看護師さんにとって、一番気になるのは「転職して本当に良くなるの?」ということだと思います。
私は大学病院を3年で辞めて、今は都内のクリニックで働いています。結論から言うと、転職してよかったです。でも、全てがバラ色というわけではありません。この記事では、転職後のリアルな生活をありのままに書きます。
転職後の生活はこう変わった
まず、日常生活の変化からお話しします。これが一番大きかったです。
朝起きて、夜寝る生活が戻ってきた
当たり前のことなんですが、これが本当にうれしかった。大学病院で夜勤をしていた頃は、体内時計がめちゃくちゃで、休みの日もいつ寝ていつ起きればいいか分からない状態でした。
今は毎朝7時に起きて、23時頃に寝る生活。「普通の生活」がこんなに幸せだったとは…。
肌荒れが治った、体調が良くなった
転職して2ヶ月くらいで、ずっと悩んでいた肌荒れが落ち着いてきました。生理も安定して、頭痛の頻度も激減。夜勤がいかに身体に負担をかけていたか、辞めてから実感しました。
友達と予定が合うようになった
土日祝休みになったので、友達との予定が格段に合うようになりました。大学時代の友人と「前はなかなか会えなかったよね」と笑いながらランチするのが、今の楽しみの一つです。
自分の時間が増えた
残業も少なくなって、帰宅後にヨガに行ったり、Netflixを見たり、料理をしたり…。「仕事以外の自分」を取り戻せた感覚があります。
りな今の職場の「いいところ」
転職先のクリニックで半年働いてみて、良いと感じているところをお話しします。
スタッフ同士の距離感がちょうどいい
今のクリニックは看護師4人、受付2人、医師1人の小さな職場です。大学病院の大所帯と比べると、人間関係がシンプルで風通しが良い。派閥とかグループとか、そういうのがありません。
院長先生も穏やかな方で、分からないことを聞いても丁寧に教えてくれます。「質問しても怒られない環境」って、こんなに安心するものなんだと改めて感じました。
残業がほぼない
クリニックは診療時間が決まっているので、18時半にはだいたい帰れます。大学病院時代は20時、21時が当たり前だったので、この差は大きい。
患者さんとじっくり関われる
大学病院では一人の看護師が何人もの患者さんを受け持っていて、一人ひとりとゆっくり向き合う時間がありませんでした。今のクリニックでは、患者さんの話をじっくり聞けるし、顔と名前も覚えられる。「りなさん、いつもありがとう」と言ってもらえると、看護師になった原点を思い出します。
有給が取りやすい
大学病院時代は「有給?何それ?」みたいな雰囲気でしたが(笑)、今のクリニックでは事前に相談すればちゃんと有給が取れます。先月は3連休を作って温泉に行ってきました。最高でした。
- 夜勤がなくなり心身ともに健康に
- 人間関係のストレスが激減
- 残業が減ってプライベートが充実
- 患者さんと向き合える看護ができるように
- 有給が取れる、友達と予定が合う
今の職場の「大変なところ」正直に話します
良いことばかり書いても参考にならないので、大変なところも正直に書きます。
給料は確実に下がった
これは覚悟していたことですが、やっぱり夜勤手当がなくなった分、年収は約50万円ダウンしました。毎月の手取りで言うと3〜4万円くらいの減少。
贅沢はできないけど、生活に困るほどではないです。夜勤で体を壊すリスクを考えれば、この差額は「健康保険料」みたいなものだと思っています。
スキルアップの機会が少ない
大学病院では重症患者の看護、急変対応、最新の医療機器の取り扱いなど、スキルアップの機会がたくさんありました。クリニックでは基本的にルーティン業務が多く、看護技術の面では物足りなさを感じることもあります。
「このままクリニックにいたら、急性期の看護スキルは落ちていくだろうな」という危機感は少しあります。
少人数だから休みにくいプレッシャー
看護師4人のクリニックなので、一人が休むと他のスタッフへの負担が大きくなります。有給は取れるけど、「休んで申し訳ない」という気持ちはゼロではないです。大きい病院の方が人員に余裕がある分、この点では気楽だったかも。
院長との距離が近すぎる場合のリスク
小さなクリニックは院長の方針=全て、です。今の院長は良い方なので問題ありませんが、もし院長と合わなかったら逃げ場がない…というリスクはあると思います。クリニック選びでは院長の人柄チェックが超重要です。
- 院長の人柄は必ず見学で確認する(口コミも参考に)
- スタッフの人数と有給の取りやすさは面接で聞いておく
- 「残業なし」と求人票にあっても、実態は確認した方がいい
- 給料ダウンは覚悟の上で、生活設計をしておく
転職してよかったか? 半年経った今の本音
半年間を振り返って、正直な気持ちを書きます。
100点満点で言えば85点
満点ではないです。給料のことや、スキルアップの面では不安もある。でも、大学病院にいた頃の自分が30点くらいだったことを考えれば、85点は大幅アップです。
一番変わったのは「気持ちの余裕」
お金でもスキルでもなく、一番変わったのは精神的な余裕です。毎朝「行きたくない」と思わなくなった。日曜の夜に憂鬱にならなくなった。「明日も普通に頑張ろう」と思えるようになった。
これって実はすごいことだと思うんです。大学病院にいた頃は、毎日が「耐える」だった。今は「普通に暮らしている」。その「普通」がどれだけ幸せなことか、転職して初めて分かりました。
後悔は一切ない
「もっと早く転職すればよかった」とは思います。でも、大学病院での3年間は無駄じゃなかったとも思っています。あの経験があるからこそ、今の環境のありがたみが分かるし、基本的な看護スキルも身についた。
全ての経験に意味があった、と今は思えます。
りな転職を迷っている看護師さんへ
最後に、今まさに転職を迷っている看護師さんへメッセージを。
転職は怖いです。「次の職場でもうまくいかなかったら?」「今より悪くなったら?」…そんな不安は尽きません。私も同じでした。
でも、動かなければ何も変わりません。
転職する・しないは別として、まずは情報を集めてみることをおすすめします。転職サイトに登録して求人を見るだけでも、「こんな選択肢があるんだ」と視野が広がります。それだけで気持ちが楽になることもあります。
あなたの看護師人生が、少しでも良い方向に進むことを願っています。
